プレゼントしたい！本物の愉しみ

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休日ごとに、主人とふたりで今日はなにしてみる？どこかに行く？と、楽しみです。
今日は海に魚を釣りに行ってみました。
餌を買わなくちゃイケナイから、余分な出費になってゴメンねって、超真面目な主人は400円の釣りの餌代の事を心配してくれました。
天気が良すぎて日焼けさせちゃうかなぁ、日焼けどめ、ちゃんとしてねって、私のお肌ケアの事まで優しい主人は心配してくれました。
さぁ、目的地の港に着きました。
頑張ってみようねって、主人はさっさと自分の為の投げ釣りの用意を始めました。
お前は、簡単な釣り方の別の方法の仕掛けでやってごらん。
車から竿を取って来たら、この糸を竿に付いてる糸と結んでね。
あら、自分で支度して、私も釣るんですね！？私はスマホを構えて、釣れた瞬間を写メる為の要員だと勘違いしてました。
主人はひらめを見事につり上げました。
私は超小さいアジをつり上げました。
海の風を受けて涼しくて、とっても楽しく過ごせました。  

会社帰りに妻からのLINEが入った。
どうやらオムツを買ってこいとのこと。
僕は来た道を引き返してドラッグストアに向かった。
オムツの相場はだいたい頭に入っている。
ここのドラッグストアが近隣では一番安い。
レジには女子高生が笑顔で品物をスキャンしている。
僕の番になると他の客とは違う微笑みを浮かべている・・・。
僕は彼女の熱い眼差しを真っ直ぐ受け止めながら、「俺には妻も子どももいるんだぜベイビー」的な笑顔で答える。
彼女は少しだけ困惑した笑顔でお釣りを渡すと、名残惜しそうな表情を浮かべる。
僕は店を出ると違和感に気が付く。
彼女の笑顔は恋をする乙女の笑顔ではなく、親戚のおじさんに向けるような類いの親しみのある笑顔だったと気が付いてから彼女が誰だか思い出した。
近場の焼き肉店で働いていた娘である。
案の定、後日彼女とばったり会った際に文句を言われた。できる人がやっている気分転換